バーバーショップの歴史

「バーバーショップ・ハーモニー」とは、19世紀後半からアメリカで発展したコーラスの形態で、六度や七度の和音を多用しているという特徴を持っています。その成り立ちに関してはいろいろ研究がなされていますが、アフリカから連れてこられた奴隷が持ってきたアフリカ音楽と、ヨーロッパの移民が持ってきたケルト音楽とが結合して、ジャズの歴史と並行して発展してきたものという説が有力です。
「バーバーショップ」の名は、言葉のとおり、「床屋さん」の意味です。バーバーショップ・ハーモニーと言っても2000年以前は、「床屋さんのハーモニー」と思われていました。洋の東西を問わず、町の社交場だった床屋さんには、ラジオやテレビが無かった当時、月曜日夜のアメリカン・フットボールの試合も無かった19世紀後半、一日の仕事が終った男たちが集まって来ました。アメリカの新聞「サタデイ・イーヴニング・ポスト」に挿絵を描いて有名なノーマン・ロックウエルは、床屋さんに集まって4人で歌ったり、数人でヴァイオリンを弾いている絵を描いています。
メロディを歌うリード、基音を歌うベース、メロディの上でオブリガードを歌うテナー、ハーモニーを埋めるバリトンからなる無伴奏(ア・カペラ)の四部合唱。当時の床屋さんはアフリカン・アメリカンのカルテットを雇っていて、店先で歌わせるという慣習があったようですが、それが次第に、白人のカルテットに移っていったようです。
その後、チャンピオン・カルテットの来日や日本人によるコーラスやカルテットの活動により、最近では大学男声合唱団やア・カペラのグループを中心に広く知られるようになっていきました。

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